【太宰治疎開の家】太宰治の津軽を巡る
斜陽館を後にして向かったのは、
入館料500円です。
戦時中、東京空襲から逃れるため妻の実家である甲府に疎開してたんですが、そこで空襲に遭い、行く当てもなかったので太宰の実家である金木へ向かいました。
その頃には兄との関係も少しずつ緩和されていたようです。
兄は太宰に離れを使うことを許しました。
当時は斜陽館と離れは繋がっていたのですが、今は離れが曳き家されて斜陽館より90mほど離れて建っています。
離れと言っても斜陽館の離れですからね。
そりゃ立派です。
ここで太宰は23もの作品を執筆します。
大好きなトカトントンや親友交歓もここで書かれた。
ここでも管理されてる方が丁寧に説明してくださいました。
太宰と美知子夫人は、互いに敬語を使いお話しされていて仲睦まじい夫婦だったそうです。
ここは斜陽館から近いにも関わらず、訪れる人が少ないとお店の方が仰ってました。
「あらかじめここを調べて来られたんですか?」と聞かれたので「はい!ぜひ来たいと思っていました」と答えると「さすがです!」とお褒めの言葉をいただきました(笑)
あれは読みました?これはどうですか?
それにはこんなエピソードがあってね…と沢山知らないことを教えてもらえて感激でした!
斜陽館ばかりでなく、ここ疎開の家もとても素晴らしいです。
綺麗に管理されており、太宰の面影を感じます。
この頃執筆していた作品は、とても精神的にも落ち着いていてユーモア溢れる作品が多いです。
斜陽館にお越しの際は、ぜひこの疎開の家も見学に行って下さい!
と、宣伝しますとお店の方と約束しましたので(笑)
古い建物を綺麗なまま保存するって、とっても大変だと思います。
どうかこれからも後世に残してほしい。
まなびの家にしても、斜陽館にしても、疎開の家にしても。