らんままの気まぐれ独り言

LUNASEA、長澤知之が大好きな女の独り言です。時々太宰治が登場。

太宰治 御伽草子

ほとんど本は読みませんが、昔から太宰治が好きで彼の本は読みます。

太宰治が好きと言うと、大抵は怪訝な顔をされたり、引かれたりします。暗いよね…とか、死ぬ話ばっかりちゃうん?とか言われます。

確かに人間失格のイメージは大きいですし、死を扱う話もあります。

でも楽しい話も勿論ありますよ。
その中でも好きなのが、御伽草子(おとぎぞうし)という短編を集めた本です。

浦島太郎やカチカチ山などの昔話を、太宰なりの視点で書いたもの。
もう一つの昔話のような感じで、とても面白いです。

カチカチ山については、子供に絵本を読んだ時、娘が発した「たぬきさん、可哀想ね」この一言を聞き、ムクムクと想像力を掻き立てられ、彼なりのストーリーが湧いてきたのだとか。

まぁカチカチ山に関してはブラックユーモアな感じですが、浦島太郎は素晴らしいです。あぁそんな視点があったのか~とか、読んでても想像力が掻き立てられる感じです。

後は、こぶ取り爺さんの話と舌切り雀の話が入ってます。
今はネットでも無料で読めたりしますんで(良いか悪いかわかりませんが)興味があればまたお暇な時にでもどうぞ。

他にも面白い本は沢山あるんですけど、気が向いたらまた。
いや、読んで欲しいと言ってる訳では決してありませんのでね。

ただ、暗いだけではありませんよってのを伝えたかった。
でもまぁ太宰治は好き嫌いハッキリ別れますね。はい。そんなところです。