らんままの気まぐれ独り言

LUNASEA、長澤知之が大好きな女の独り言です。時々太宰治が登場。

賛否両論

歌手のつんくさんが声帯を摘出したとニュースで知って驚いた。

特別ファンではなかったけど、歌手の方が声を失うのはどれほど辛い決断だったんだろう。
でも命の方が大事。それより大事なものなんてないと思う。

今は、食道発声法の習得に取り組んでいらっしゃるようですね。
ここで終わりじゃなくて、次の目標を掲げて目指す。私もその姿勢を見習わなくては。

「可哀想」と言う人がいた。
可哀想??…うん…そう言ってしまうのもわかる。でも私には彼が眩しく見えたけど。

「頑張って!」と言う人がいた。
頑張って??…もう頑張ってるよ。…とっくの前から頑張ってると思うよ。

人生の壁にぶち当たっても、それを乗り越えていく人はすごいと思うし美しい。
可哀想で哀れなんかじゃない。

毎年やってる某テレビ番組でも、障害のある方が何かにチャレンジしたのを見て
感動をありがとう!と涙を流している人達に、ずっと違和感を感じている。

チャリティはとても良い事だし、世の中のためになっているんだろう。
あの番組に救われている人もいるのかもしれない。
でも私は感動できない。冷たい人間と言われても仕方ない。

「あなたの姿に感動と勇気をもらいました!」は賛辞の言葉なんだろうか。
それは「自分には辛いことあるけど、もっと辛くて大変な人もいるんだ」と比べているようにしか見えない。
よりくっきりと、人と人を区別しているようにしか見えない。

病気や怪我で、体の不自由が生じてしまったり、生まれつきだったり、人それぞれあると思う。
けど生きることに関して人間は皆同じだもの。
障害のある方に手助けしないと言っているわけでは決してない。
過剰に反応するべきではないと思うだけ。

私の言ってることは偽善だとか間違ってるとか言われるのもまた仕方ないことだし、
否定されても文句は言えない。
何が正解かは、わからないから。
もし気分を害された方がいたら申し訳ありません。

でも、小学生の時の友達に心臓の悪い子がいて、胸には手術の後が何個もあったし
運動もできないし、制限される事が沢山あったけど、ただの友達だったよ。特別じゃない。皆の友達。