らんままの気まぐれ独り言

LUNASEA、長澤知之が大好きな女の独り言です。時々太宰治が登場。

4/22

先週のらん君に続き、今日は私の誕生日でした。

もうおめでたい年ではないけれど(笑)
でも生まれてきて良かったなと思える日で良かった。


私の父は、誕生日やクリスマスに子供にプレゼントをあげない主義だった。
ケーキや、いつもよりご馳走の夕飯で家族でお祝いはしてくれたけど。

誕生日は「親に生んでくれてありがとうと言う日」
クリスマスは「うちはクリスチャンではない」
との理由だった。

裕福ではなかったけど、お金に困っていた訳でもなかったと思うので
しつけの一環と言うか、主義だったのだろう。

子供の頃は、友達が誕生日やクリスマスにプレゼントをもらっているのが羨ましかった。
その反面、「甘やかされてるな…もらえることが当たり前だと思っちゃいけないよ」
なんて小学生にして冷めた考えを持っていた(笑)

おかげさまで物欲のない人間に育ちました。


父は厳しくも優しい人だった。
決して気分に任せて怒鳴ったりしない。
「怒る」ではなく「叱る」子育てをしてくれていたし、
何故ダメなのかを、子供でもわかるように説明し納得させていた。
普段は冗談を言ったりして家族を笑わせるけど「威厳」というものがあった。

「明るい家庭というのは、電気が煌々と点いている家のことを言うんだよ。
いつも笑い声が聞こえて、家族が笑顔で元気な家庭は家の電気だって明るいんだ。」
個性的な持論をよく話してくれていた。

「いつまでもあると思うな親と金」
これも小さい時からよく言われていたなぁ。
子供心に、受け入れたくない言葉だった。
だって親はずっといてほしかったから。

私が成人する前に、父は病気で亡くなってしまったけど、
今でもずっと私の心の中で生き続けています。
いつまでもずっと尊敬する人生の先輩。


母親にメールをしました。
「生んでくれてありがとう。お父さんとお母さんの子供に生まれてこれて良かった」

誕生日は、親に生んでくれてありがとうと感謝をする日。
いつもは照れくさくて言えないことも、ちゃんと言葉にして伝えることが大事だなと思います。