らんままの気まぐれ独り言

LUNASEA、長澤知之が大好きな女の独り言です。時々太宰治が登場。

母の幸せ


私の母は、高校生の頃から還暦を超えた今も、沢田研二さんの大ファンです。ジュリーですね。
まだ歌ってるの?なんて質問をしちゃあいけません。母に怒られます(汗)
毎年全国ツアーを開催し、毎回大盛況のようです。

途中、子育てなどで中断していましたが、50代を超えてからまたコンサートに行くようになりました。
最初は、地元だけ。それがだんだん広がり、今では全国ツアーに行ってしまいます。

全公演ではありませんし、パートもあるので行ける日だけですが、北は仙台、南は熊本まで行きました。
今年は、北海道に行きたかったらしいのですが、仕事の都合がつかず諦めたそうです。

この間、「東京に行ってくる~♪」と連絡がありまして、お友達と一緒に楽しんできたみたいです。


この母、大人しい性格で、引っ込み思案なとこがあり、さほど行動力がある人ではありませんでした。
それが今では、一人で新幹線に乗って東京にも行けるし、渋谷のスクランブル交差点を歩いているのです!
浅草だって観光しちゃいます。笑っちゃいけません。これ、母にしたら結構すごいことなんです。

それは、やはり「コンサートに行きたい」という情熱が母を変えたんだと思います。
大好きな人の歌が聴きたい。それに尽きるのだと。

沢田研二さんは、ツアーでも全てのお客さんに平等にしたいという理由らしく、
セットリストは全て同じだそうです。

セットリストは同じ。でも生のコンサートで全く同じ日なんて存在しない。
毎回感動すると、母は瞳をキラキラさせて話してくれます。

すごく気持ちがわかるな。理屈じゃないんだよ、聴きたいって気持ちは。
それがどれだけ自分の生きるエネルギーになるのか。

私が長澤くんの話をするときも、興味を持って聞いてくれるし、共感してくれるから嬉しい。
たまに実家に帰ったときに、一緒にDVDを見てくれて「声がすごく素敵で、とても優しそうな人柄ね」なんて
言って笑ってくれました。


ジュリーの話をしている時の母は、本当に幸せそうだ。
新幹線のチケットとホテルを探す時もウキウキして楽しいそうだ。
母の笑顔を見ていると、心底ホッと安らぐし、幸せな気持ちになる。

「まだコンサートやってるの?」
「え?今でもファンなの?」
なんて言われることもあるそうですが、全く相手にせずにサラッとかわし、我が道を進む母を応援したい。
そして、一日でも長く沢田研二さんにはコンサートを続けてもらえたら有り難いな。

母の幸せは、私の幸せでもあるんだな~なんて今更ながら実感しております。