らんままの気まぐれ独り言

LUNASEA、長澤知之が大好きな女の独り言です。時々太宰治が登場。

親知らず

二週間ぐらい前から、右下の親知らずが疼いて痛い…。

そもそも1年ほど前に、右下の一番奥の奥歯のさらに奥、
歯茎に違和感を感じ、かかりつけの歯医者に行った。腫れてるし、ジンジン痛みもある。

そこで「親知らずが生えてきてますね」と医者に言われ
「えー!!」と思わず声が出た。

いや、親知らずってもっと若い時に出るんじゃないの?
三十路真っ只中の私は、驚きを隠せない。
だって、自分には無いもんだと思い込んでたから(笑)

ほんの少しだけ顔を出している。しかも横に傾いて真っ直ぐ生えてない。

この時の医者は、抜歯については何も触れず、炎症を抑える薬を注入し、
3日分の抗生物質を出して終わった。

「親知らずって抜かなくてもいいんですか?」勇気を出して質問。
すると医者からこんな答えが返ってきた。

「抜くにしても、まずは隣の奥歯の神経を抜かなきゃいけない。親知らずを抜いた後、
歯茎が無くなるから、隣の奥歯が露出して痛みが出る。だから先に神経を抜く。
親知らずはそれからです。しばらく様子を見ましょう。」

「……はぁそうですか…」そうとしか返事できなかった。
元々、家から歩いて5分という近さで選んでいた歯医者。
質問とかも聞きづらい先生で、一方的にまくし立てられて終了する感じ。

ただの虫歯治療なら良かったけど、今回ばかりは不安になった。
とりあえず、薬を飲んで炎症も治まったし、しばらく様子を見ようと思いました。


はい。これが一年前の話です。
その後も3、4ヶ月に一度くらいで歯茎が腫れて痛みが出たりしました。
ただ、そんなに酷くならず3、4日もすれば痛みも引いていたので、さほど気にしていませんでした。

話は冒頭に戻ります。そう二週間ぐらい前からまたまた痛みだした。
そして今回のは強烈!右顎全部が、お寺の鐘をゴンゴン突かれてるみたいに痛い!
唾を飲み込むのも痛いし、口も開けづらい。

これはもう抜かなきゃいけない。いや、抜きたい。
何の役にも立ってない親知らず。何故こいつにこんな苦しめられなきゃいけないんだー!


さっそくネットで「親知らず 痛い」とか「親知らず 抜歯」とか
ありとあらゆる事を調べまくった結果、口腔外科に行き着きました。

口腔外科では、親知らずを始め、顎関節症や口腔内のいろんな病気に対処できると。
これだ!今度は口腔外科に診察に行こう!

ネットでどんなに調べても、親知らずを抜く前に、隣の奥歯の神経を抜くという症例を見なかったので
ますます前の歯科医に不信感が募る…。
いや、もちろん歯科医によっていろんな見解があるだろうし、必ずしも間違っているとは思いません。
ただ、自分は健康な歯の神経を抜くのが嫌だったので、セカンドオピニオンも兼ねて、
違う口腔外科に診察に行きました。

予約の電話をしたのは、痛み出してから一週間は過ぎていました。
5日後しか開いてないと言われましたが予約を。5日後には、だいぶ腫れと痛みは引いていました。


口腔外科の診察にて。
先生曰く「これは抜いた方がいいですね。」あっさり抜歯が決まった。
このまま残しておくリスクを考えると、抜いた方が良いと。

レントゲンを見ながら、今の状況を細かく説明してくれた。
そして、抜歯手術の説明も。
隣の歯の神経を先に抜く云々などは一切話しに出てこない。

「ほぼ歯茎に埋まっていて、しかも横に傾いている。根っこも太いので、歯を割りながら抜いていきます。」

要約すると、メスで歯茎を切開し、歯を何個かに割りながら抜く。ということらしいです。
恐怖と緊張で、私の顔は引きつった。

すると、それを察したのか先生が「怖いですよね。皆さんそう仰りますが、親知らずの抜歯としては
オーソドックスな術式なので、大丈夫ですよ。」と微笑んでくれた。

術前、術中、術後のことを説明してくださり、最後に「何か質問や不安なことはありますか?」と
先生が聞いてくれた。

すでに先生に対して絶対の信頼と安心感を得ていた私は、思わず「ございません」と返事してしまった。
抜歯手術の同意書にもサイン。

この同意書は、下の親知らずの場合、顎の神経に近いので、抜いた後唇が痺れたりすることがあるそうです。
そして1%ぐらいの人が、半年ほど痺れが続いてしまうのだとか。
しかし、徐々に薄れていくらしいです。それを理解した上で抜歯しますという同意書ですね。


この病院は、やはりとても流行っていて、希望の日時で予約が取れなかった。
なので、ちょっと先だけど、3週間後の25日に予約を入れた。


抜歯自体が初体験で、まだ内心ビビッてる自分がいますが、
意外と周りに親知らず抜歯経験者が沢山いて、同じやり方で抜いたよ~とか、頑張ってね!と
励ましの声をいただいたりして、俄然勇気が湧いてきました!

現在、9月7日時点では、炎症も引いて痛みはほぼ無くなり、快方に向かっております。
抜歯は3週間後ですが、それまでに炎症がぶり返さないように気をつけます。