らんままの気まぐれ独り言

LUNASEA、長澤知之が大好きな女の独り言です。時々太宰治が登場。

長澤知之 蜘蛛の糸

 
GIFTツアーの時、確か弾き語りで初めて聴いたと思う。
 
その時はまだそこまでピンと来てなくて、「あぁ素敵な曲だな~♪」
なんてウットリしていただけだった。
 
 
「Archives #1」に新曲として収録されて、CDの発売を前にMVが公開された。
 
このMVがとっても素敵。
 
曲とすごく合っていて、この世界観にのめり込んでしまった。
 
MVを見て、更に更にこの曲が大好きになりました。
 
そして、何度聴いても泣いてしまう。
 
歌詞がね、ヤバイね、さすが長澤知之だよね。
 
 
自分の心境とマッチして、もう感情が洪水のように押し出される。
 
自分が感じていた気持ち、それをどう表現すればいいのかわからないもどかしさ、
そして誰にも言えず塞ぎ込んでいたものが、一気に爆発した。
 
 
「そうだ。私はこう感じていたんだ。こういうことだったんだ。」
納得と安心感。
 
痛みを直視するのが怖くて、自分でも気づかないフリをしていた。
その場しのぎとわかっていても、麻痺させるしかなかったんだ。
 
 
 
「欠片だけでも欲しいな 欠片だけでも欲しいな」
 
このたった一文で、私を号泣させるパワーがある。
 
欠片は人それぞれ違って、何が正しくて何が間違いとかではない。
人に説明する必要は無い。
人に問うこともしない。
 
その人、その人にとっての「欠片」
 
 
あともう一つ、私には号泣ポイントがあります。
 
「甘い 甘い 甘い展望とロマン しっかり立ててしまう浅瀬ん中
泳げないことにムカついてる 溺れることも 何もできずに ただ浮かばない」
 
 
どうしたらいいのか、どうすることもできなくて、もがいてる。
いっそ溺れてしまえば…しかしそれすら叶わない。
 
上がることも沈むことも選べない虚しさ。
現状の自分に対する苛立ち。
 
そんな自分でも見ないようにしていた内側を、あっさりと認識させられ、
痛みを実感し、泣くしかなかった。
 
でもその涙は、決して後悔や闇に支配された涙ではなく、
自分の背中を、もう一人の自分がポンっと優しく叩いてくれたような感じがした。
 
 
「窓の外をふと見ると虹…虹!」
 
 
自分と向き合えたのちの、希望と救いの涙でした。
 
 
 
この蜘蛛の糸は、聴く人それぞれ違った受け取り方があると思う。
 
それぞれにドラマがあって、それでいい。
 
 
最高だよ長澤くん。
 
あなたに出会えて良かった。
 
私の人生に彩ができたのは、間違いなく長澤くんのおかげなんだ。
 
 
 
そして、この蜘蛛の糸を聴いてから、家で見かけた「ジグモ君」が嫌でなくなった(笑)
 
見つかるといいねと見守ってしまう。
 
私は本当に影響されやすい人間です。