長澤知之 零
2007年に発売されたミニアルバム「P.S.S.O.S.」
その中に収録されている「零」という曲。
実は、私は初めて聴いた時苦手だった。
正確に表現すると、どう受け止めていいかわからなかった。
当時の私ではこの世界観を受け取る準備が出来ていなかったんだと思う。
だからこの曲は長い間、私は聴かずにいたんです。
そのうち受け取る準備が来るかもしれない。
2017年4月。
デビュー10周年を総括するアンソロジー・アルバム「Archives #1」が発売になりました。
その中にあの「零」が収録されていたんです。
私は何の拘りもなく零を聴いてみた。
今の自分なら受け取れるかもしれない。
・・・痺れました。
何この格好良さ!
シャウトがたまらないじゃないかっ!!
その日からしょっちゅう聴くようになりましたね。
なんて単純な人間なんだろうか。
当時の私と、今の私。同じ人間だけど違う。
良かった。この曲も愛せる。
自分の成長を感じられて嬉しかったし、当時、長澤くんに申し訳ないと思っていた自分も慰めたい。
零(レイ)
元々は、「降ってくる」「落ちる」「落ちぶれる」「細かい」「小さい」
「取るに足らない」「部分的である。残りもの、余りもの」などの意味の漢字であったそうな。
長澤くんはちゃんと意味をわかってたんだろうな。すごいな。
まぁ、私の教養が無いってことなんですけどね(汗)
長澤くんは凄い。
彼の中は宇宙のように無限で、決して誰にもその大きさを測ることは出来ない。
才能に溢れてキラキラ眩しいのに、当の本人はどこ吹く風とフワフワと妖精さんのように佇む。
そんな彼の魅力にみんな目が離せないんだろうな。
さて、話は戻って「零」ですね。
歌詞に「天国の反対」と出てくるけど、要するにそれは地獄なのかな。
「地獄」という表現ではなく「天国の反対」
天国の反対は、もしかしたらいろいろあるのかもしれないね。
想像力を働かせてみれば、いろんな空想ができる。
あまり難しく考えずに、この曲はロックを楽しめばいいと思います。
零零零!のシャウトがたまらないですよね。痺れます。
当時は、受け取れなくて申し訳ない気持ちになってたけど、
今は大好きです。
こんな風にタイムラグがあれども、長澤知之が好きなら、
遅かれ早かれこういう日がくるんでしょうね。
新曲に出会えたような新鮮な気持ちになれました。